クラウドサーバーとは?
前頁で紹介しているとおり、クラウドサーバーはクラウドコンピューティングの基幹サービス(IaaS)の一つです。 ![]() 当ページでは、クラウドサーバーとはどのようなサービスなのかをご案内します。 ・レンタルサーバーのおさらい ・クラウドサーバーとは? ・料金形態・体系について ・クラウドサーバーのメリット・デメリット ・クラウドサーバーのまとめ ![]() まず、レンタルサーバーを簡単におさらいします。 従来のサーバーは共用と専用が存在しました。 共用サーバーは1台の物理サーバを複数ユーザーで共用するサーバーです。 運用コストが安くつく反面、同一サーバ内に負荷の多いユーザーがいるとスピードが低下したりサーバーダウンが起きたりするリスクがありました。 共用は一般的なWEBサイトなら充分なサービスとなるのがほとんどですが、自身のサイトが成長する事で負荷の原因になったり、他者の不可抗力で機会損失が発生します。 その為、人気サイトやビジネスサイトでは不安があり、もう一つの選択肢として専用サーバーがありました。 ・レンタルサーバーとは?(姉妹サイトより) 詳しく知りたい方はこちらにて↑ 専用サーバーはサーバ機1台まるごとをレンタルし、メンテナンスを含めて委託する為、コスト高になるのが難点です。 そこで専用サーバーに近い役割をこなせてユーザーのコスト負担を安く抑える方法としてVPSサーバーが登場します。 VPSサーバーにはクラウドの一貫として開発が進められていた「仮想化技術」が取り入れられています。 仮想化技術とは1台の物理的なサーバコンピュータ上に仮想的なサーバコンピュータを複数台起動する技術です。 これにより実際には共用でありながらあたかも専用の物理サーバーかのように利用でき、且つ安く提供する事が可能となりました。 そして、その仮想化技術をさらに発展させたのがクラウドサーバーになります。 ![]() ![]() クラウドサーバーは複数台の物理サーバを仮想機械化し、あたかも1つの専用サーバかのように使えるサービスです。 同じ仮想化サーバであるVPSサーバーでは、1台の物理サーバ上で複数台の仮想サーバを起動させる為、1台の許容量を超える処理には対応しきれないケースが出てきます。 ![]() 急激なアクセス増加や、サーバ機の故障などでは機会損失の発生する可能性があり、その際は別契約で増やすなりして対処しなければいけなくなります。 その点、クラウドサーバーは複数台の物理サーバ上で仮想化されるので一時的なアクセス急増やサーバー機の故障などにも複数台でカバーし、リアルタイムで対応してくれます。 ![]() 仮想化によって広がったクラウド上に複数ユーザーが共存可能なので、価格もかなり安価(共用並から)になっています。 運営当初が共用サーバーでも事足りる容量とすれば、それに準じた容量のクラウドサーバーを契約する事(月額数百円程度)で、自由度の高い運営が約束されます。 ![]() ![]() 一口にクラウドサーバーといっても、VPSを複数構成化したものや、高機能サーバと併用する事で高速化したもので料金形態をシンプルにしたもの、さらにはサーバ機を高速化し、仮想化なしの共用で従量課金制(料金形態のみクラウドと同等)にしたものなど多様性に富んでいます。 記事を作成していく中で皆様が困惑されるところだろうと思い、比較表では「タイプ」を掲載しています。 >>> クラウドサーバー比較一覧 又、タイプは違っても料金形態の共通点として 「一つの契約でリソースの増減が可能」 という点が挙げられます。 従来は個別に契約が必要でしたが、突発的なアクセスの増加などでも管理画面上で即反映される契約となります。 これら従量課金制は、小規模の内はメリットのほうが多いのですが、大規模サイトになると相当額は決して安くありません。 料金に関してはWEBの成長過程に合わせて費用対効果の再検討など慎重に行う必要があります。 ![]() メリット ・自社サーバーからの移行だと運用管理の負担軽減が可能となる ・サーバーダウンのリスク(不確実性)を確実性へと変えられる ・急激なアクセス増加にも対応 ・従量課金制で当初は共用サーバ並の価格帯からスタートできる ・一つの契約でどのような状況にも対応できる ・クラウドは堅牢なデータセンターにある為、災害時に強い デメリット ・共用するユーザーの影響が0ではない為、導入実績を確認するなど業者の選択には注意が必要 ・従量課金制の為、専用サーバ、VPSサーバよりも割高となるケースもある ![]() クラウドサーバーは導入するにあたりメリットのほうが多いといえますが、従量課金制がデメリットとなるケースもあります。 従来のサイト実績と費用対効果をしっかりと把握・検討する必要があります。 設備投資にはどの選択をしてもリスクが付きものです。 ただし、リスクと不安を抱えながらの運営より同じリスクを抱えつつ、どのような状況下でも対処できる態勢を整えておくのがベストな選択肢となります。 クラウドサーバーはまさにその選択肢となります。 |
おすすめのWordPress特化クラウドサーバー
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